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低用量ピル

低用量ピルの効果

低用量ピルは女性にとって多くのメリットがあります。

生理痛が軽くなる(生理痛の軽減、生理期間の短縮、経血量の減少)
生理前の不調(イライラや腹部膨満など)が軽減する
ニキビ、肌荒れの改善
安全な避妊ができる
子宮内膜症への治療効果

 

 

ピルの服用をする際の注意事項

①性感染症(クラミジア、コンジローマ、HIVなど)を予防するものではないので、感染防止のためにはコンドームが必要です。
②激しい下痢や嘔吐が続くときは薬の成分が吸収されにくくなり、薬の効果が落ちることで妊娠する可能性が高くなるので、医師にご相談ください。
③薬の相互作用があるので、他の薬を服用する場合には、必ず医師もしくは薬剤師にご相談ください。

 

 

ピルの副作用

①嘔気、頭痛→数日のうちに軽快することがほとんどです
②乳房緊満感→1~2ヶ月で軽快します
③不正出血→飲み始め1~2ヶ月は起こることが多いですが、徐々に起こりにくくなります。落ち着かないときにはピルの種類を変更します。
④血栓症→頻度は低いですが、起こると重篤な合併症です。血管の中で血液が塊を作って詰まってしまう病気です次のような症状が現れた場合は血栓症の疑いがありますので、服用を中止してすぐに医師に相談してください。

*突然の足の痛み・腫れやしびれ・発赤
*手足の脱力
*突然の息切れや胸の痛み
*激しい頭痛や舌のもつれ、嘔気嘔吐
*突然の視力障害

喫煙、年齢、血栓性素因などが発症率を増加させます。当クリニックでは定期的な問診、血圧測定、必要であれば血液検査を行います。
その他、不安な症状がありましたらご相談ください。

 

Dダイマー測定

ピルの内服中に、血栓症を疑うような症状が出た場合には、血液検査で『Dダイマー』といって血栓症の可能性の有無を検査することがあります。

通常は結果がでるのに数日かかることの多い検査ですが、当院ではその日に迅速な検査が可能なロシュ・ダイアグノスティック社の『コバスh232プラス』を導入しました。別の日に結果を確認して処方を調整する必要がありません。

検査自体は10分程度で結果がでますのでお待ちいただき、結果次第で処方を継続するか、血栓症の疑いがあれば、専門医へ御紹介させていただきます。

 

ピルが絶対飲めない人

①初経前、閉経後もしくは50才以上
②タバコを35才以上で1日15本以上吸う人
③重症の高血圧(収縮期圧160mmHg以上または拡張期100mmHg以上)
④網膜症などの血管病変を伴う糖尿病
⑤妊娠または妊娠している可能性
⑥授乳中もしくは産後4週間以内
⑦手術前4週間以内、術後2周間以内。
⑧重篤な肝障害
⑨前兆(閃輝暗点、星型閃光)を伴う片頭痛
⑩乳がん
⑪血栓性素因
など

 

ピルの服用に当たって注意すべき人

①40才以上
②重度の肥満
③タバコを吸う人
④軽症の高血圧(収縮期圧140~159mmHgまたは拡張期圧90~99mmHg)
⑤糖尿病の疑いがある人
⑥前兆(閃輝暗点、星型閃光)を伴わない片頭痛
⑦乳がんの既往、乳がんの家族歴または乳房のしこり
⑧子宮頸がん
など

 

 

自費か保険か

*自費診療のピルは、避妊を目的としたもので、主な使用目的は避妊ですが、その他にも生理痛、生理前のイライラなどPMS、ニキビの改善、月経周期が整う・・・など様々なメリットがあります。当院では自費診療の場合はお薬代の他はピル初診料(ピル再診料)のみを頂いております。ピルの処方にあたっては基本的に内診は必要ありませんが、症状の程度により必要な場合には内診(超音波検査)、血液検査を行う場合があります。


*保険診療のピルは、月経困難症や子宮内膜症の治療薬で、海外では主に避妊薬として認可を受けているものなので理論的には避妊効果はありますが、日本では月経困難症や子宮内膜症の治療以外の効能目的で処方することはできません。医師の診察の結果、月経困難症や子宮内膜症と診断された場合には保険適応のピルを処方することになりますが、保険診療ではお薬代に追加で初診料(再診料)+処方料+薬剤情報提供料を頂くことになります。必要時には血液検査や内診(超音波検査)を行います。

いずれにしても服用の可否や服用に当たっての注意・決まり事などがあります。服用開始に当たっては医師によく相談して服用方法などを正しく理解していただく必要があります。服用に慣れてきたら基本的に問診で問題なければお薬の処方ができます。

 

 

当院で扱っているピル

低用量ピルは使用されている黄体ホルモン別に大きく以下の4種類に分けられます。

第1世代(ノルエチステロン)

過多月経や月経痛に対する効果が高めです。第一世代のピルは、日本で最初に承認され、含まれている黄体ホルモンはノルエチステロンです。子宮内膜が厚くならないように抑制され、子宮内膜症の治療薬として利用されます。また、生理痛や生理の出血量の軽減にも役立つと言われており、月経困難症の治療薬としても利用されます。第一世代のピルは、第二世代~第四世代より不正出血が起きる可能性が高いのがデメリットです。

第2世代(レボノルゲストレル)

生理周期を安定させる効果があります。そのため、生理周期をコントロールしたい方や、不正出血などの副作用を抑えたピルを服用したい方には第2世代がおすすめです。血栓のリスクも他の世代と比べて低く、全体的な副作用は少なめです。しかし、他の世代と比較するとニキビの原因となる男性ホルモンの作用が強いため、ニキビなどの肌トラブルの治療にはあまり向いていません。

第3世代(デソゲストレル)

男性ホルモン(アンドロゲン)作用抑制効果が高いので、大人ニキビの治療、多毛症の改善に期待が持てます。むくんだり胸は張りやすく、不正出血は多め。ただ、長期投与により、抑うつ症状や性欲低下を訴える方もいらっしゃいます。 第一、第二世代と比較すると若干血栓症リスクが高くなる恐れがあると言われています

第4世代(ドロスピレノン)

第四世代では利尿ホルモンが主要ホルモンとして配合されています。そのため、副作用として浮腫みが起こりにくい低用量ピルです。男性ホルモン抑制作用もあるので、ニキビにも良い効果がありますが、長期投与により、抑うつ症状や性欲低下を訴える方もいらっしゃいます。しかし血栓症のリスクは他のピルより高めとされています。

 

先発品

後発品
(ジェネリック)

第1世代

ルナベルLD/ULD(保険)

フリウェルLD/ULD(保険)

第2世代

トリキュラー(自費)
アンジュ(自費)
ジェミーナ(保険)

ラベルフィーユ(自費)

第3世代

マーベロン(自費)*

ファボワール(自費)

第4世代

ヤーズ配合錠(保険) *
ヤーズフレックス(保険)

ドロエチ配合錠(保険)

 *印の薬剤は今のところ取り扱っておりません

 

※ピルにはたくさんの種類があり、飲み方や副作用など様々なので、わからないことがあればご相談ください。副作用の状況次第で、種類の変更をご提案させていただくことがあります。

 

処方時の診察

*初回処方時

問診、血圧・体重測定。
必要に応じて婦人科診察(超音波検査、子宮がん検診)や血液検査を行う場合があります。

*定期検査

問診、血圧・体重測定
必要に応じて血液検査や性病検査
1年に1回は子宮がん検診や超音波検査をお勧めします

※ピルの内服中に、血栓症を疑うような症状が出た場合には、血液検査で『Dダイマー』といって血栓症の可能性の有無を検査することがあります。通常は結果がでるのに数日かかることの多い検査ですが、その日に継続して処方可能かどうかの判断をできるように、迅速な検査が可能なロシュ・ダイアグノスティック社の『コバスh232プラス』を当院に導入しました。検査自体は10分程度で結果がでますのでお待ちいただき、結果次第で処方を継続するか、血栓症の疑いがあれば、専門医へ御紹介させていただきます。

 

こちらもチェック

 

 

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よくあるご質問

診察に予約が必要ですか?LINEでも予約ができますか?

当クリニックは時間帯予約制です。ご予約された方を優先して診察いたします。
予約なしの方は来院順の案内となりますので、待ち時間が少々長くなるかもしれませんことをご了承ください。
予約はいつでもLINEやWebから可能です。LINE予約がとても便利です。詳細は「LINE予約のすすめ」ページをご確認ください

LINEでお友達になっていただくと『お名前・生年月日・お電話番号』のみで患者登録ができますので、そのままLINEで予約を取っていただけます。
詳細は「予約・受付のご案内」ページをご確認ください。

電話で診療予約ができますか?

お電話で予約することが可能ですが、予約日と時間、診療内容等の確認が確実にできる、LINE予約やWeb予約をお奨めしています。
LINE予約の詳細は「LINE予約のすすめ」ページをご確認ください。

未成年者の受診に親の同伴が必要ですか?

17歳以下の方の受診には、必ず「未成年の方の受診」ページをご確認ください。
同伴が必要な場合、承諾書が必要な場合、不要な場合など状況によって異なります。

妊婦検診や人工妊娠中絶の受診ができますか?

当院では、妊婦検診と人工妊娠中絶の診療を行っておりません。ご了承ください。

当院で専門的に、または注力している診療は、一般婦人科に加え、不妊治療、ピル外来(低用量ピル・アフターピル・月経移動・ミレーナ)、腟のアンチエイジング(インティマレーザー・腟ハイフ)、VIO脱毛、プレコンセプションチェック、更年期外来、GSM、子宮頸がんワクチン、子宮がん検診です。月経・不妊・更年期・セックスの様々なお悩み、症状などご相談ください。

男性の同伴はできますか?

当院は医師、スタッフ全員が⼥性であり、デリケートな内容で受診される患者様も多いことより、男性の付き添いはご遠慮いただいております。
治療上必要と医師が判断した場合は、時間を限定してご案内させて頂くことはございますので、合わせましてご了承ください。

クレジットカードが使えますか?

当クリニックでは、お支払いの利便性を考慮し、セミセルフレジシステムを導入しております。
お支払いについて、以下の方法をご利用いただけます。

現金支払い: 現金でのお支払いが可能です。セミセルフレジに現金を投入し、お釣りを受け取ってください。

クレジットカード: VISA、MasterCard、AMEX、JCB、ダイナーズ、ディスカバーのクレジットカードに対応しています。カードでのお支払いをご希望の場合は、セミセルフレジにてカードを読み取り、指示に従って操作してください。

駐車場はありますか?

ヤマダ電機 テックランド星が丘店の駐車場をご利用いただけます。クリニックまで屋内で繋がっています。診療後に2時間無料のお手続きをご案内いたします。
駐車場へは、東山通(県道60号線)と東山岩藤線(県道217号線)の2方向から入ることができます。詳しくは、アクセスページをご確認ください。

名古屋市千種区、名東区、天白区、長久手市、日進市方面からでもお車で来院できます。
また、当院へのアクセスは、お車のほか、地下鉄東山線や市バスも便利です。地下鉄東山線星ヶ丘駅の4番出口から出てすぐ前がクリニックの入っている建物です。

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